これをなんと読みますか? 「九里四里うまい十三里」。
“九里(くり)四里(より)うまい十三里(じゅうさんり)”と、
読みます。
「九里四里うまい十三里」とはなんのことでしょうか?
知っていますよね。 これは焼き芋のことですよね。
“九里(くり)”とは、“栗”のこと。
“栗”よりうまい焼き芋のことを“九里(くり) 四里(より) うまい十三里(じゅうさんり)”と洒落たのです。
“十三里(じゅうさんり)”とは焼き芋のことなのです。
では、なぜ“十三里”なのでしょうか?
サツマイモを特産品として栽培・販売していた地域はどこでしょうか?
鹿児島。いえ、鹿児島は栽培地ですが、特産品として販売していたのは川越です。
江戸と川越との距離は十三里。この距離をもじって焼き芋を“十三里”といったのです。 いまでも川越はサツマイモを加工した特産品がいろいろあって有名です。
その他にも十三里のいわれはいろいろあります。
“九里+四里を合計して十三里ともじったという説。
栗よりうまいから“十三里”ではなく“十三里半”だという説。
“八里半”と言う看板を出していた焼き芋屋があったそうです。 そのこころは、栗(九里)に味が“近い”と洒落たとのこと。
さて、なんで10月13日がサツマイモの日。
もうおわかりですね。